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平成30年度春季解答
問題26
関係データベースのテーブルにレコードを1件追加したところ、インデックスとして使う、図のB+木のリーフノードCがノードC1とC2に分割された。 ノード分割後のB+木構造はどれか。 ここで、矢印はノードへのポインタとする。 また、中間ノードAには十分な空きがあるものとする。
解答:イ
<解説>
解説省略問題27
関係Rと関係Sに対して、関係Xを求める関係演算はどれか。
ア | IDで結合 |
イ | 差 |
ウ | 直積 |
エ | 和 |
解答:エ
<解説>
関係Xは、関係Rと関係Sのすべての行を含み、重複を取り除いたものである。
このような結果を返すのは和演算である。
ア | × | 結合演算は、2つの関係を共通するキーで結びつけます。 |
イ | × | 差演算は、関係Rから関係Sに存在する行を取り除く。 |
ウ | × | 直積は、関係Rの各行に、関係Sのすべての行を結びつける。 |
エ | ○ | 正解である。 |
問題28
SQLにおいて、A表の主キーがB表の外部キーによって参照されている場合、各表の行を追加・削除する操作の参照制約について、正しく整理した図はどれか。 ここで、△印は操作が拒否される場合があることを表し、○印は制限なしに操作できることを表す。
解答:ア
<解説>
解説省略問題29
関係データベース管理システム(RDBMS)のデータディクショナリに格納されるのはどれか。
ア | OSが管理するファイルの定義情報 |
イ | スキーマの定義情報 |
ウ | 表の列データの組 |
エ | 表の列に付けられたインデックスの内容 |
解答:イ
<解説>
データディクショナリとは、データベース内のデータ項目に関する情報をまとめた辞書のようなツール。データの構造や型、制約、関連性を明確にすることで、データベースの設計や運用をサポートする。
ア | × | OSが管理するファイルの定義情報は、OSが管理する。 |
イ | ○ | スキーマの定義情報は、データディクショナリに格納される |
ウ | × | 表の列データの組は、表の列の組み合わせ、すなわち行のことである。 行は表の中に格納される。 したがって、データディクショナリに格納されない。 |
エ | × | 表の列に付けられたインデックス(索引)の内容は、インデックスファイルとして格納される。 したがって、データディクショナリに格納されない。 |
問題30
ビッグデータの基盤技術として利用されるNoSQLに分類されるデータベースはどれか。
ア | 関係データベースをオブジェクト指向データモデルに拡張し、操作の定義や型の継承関係を定義を可能としたデータベース |
イ | 経営者の意思決定を支援するために、ある主題に基づくデータを現在の情報とともに過去の情報も蓄積したデータベース |
ウ | 様々な形式のデータを一つのキーに対応付けて管理するキーバリュー型データベース |
エ | データ項目の名称や形式など、データそのものの特性を表すメタ情報を管理するデータベース |
解答:ウ
<解説>
NoSQL(ノーエスキューエル)とは、リレーショナルデータベース(RDB)以外のデータベースの総称です。Not Only SQLの略で、RDBを操作するための言語であるSQLを使わずにデータの操作ができる。
キーバリュー型、カラム指向型、ドキュメント指向型、グラフ型などがある。
ア | × | 関係データベースをオブジェクト指向データモデルに拡張し、操作の定義や型の継承関係を定義を可能としたデータベースとは、オブジェクト指向型データベースである。 |
イ | × | 経営者の意思決定を支援するために、ある主題に基づくデータを現在の情報とともに過去の情報も蓄積したデータベースとは、データウェアハウスである。 |
ウ | 〇 | 様々な形式のデータを一つのキーに対応付けて管理するキーバリュー型データベースはNoSQLである。 |
エ | × | データ項目の名称や形式など、データそのものの特性を表すメタ情報を管理するデータベースはデータディクショナリである。 |
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