- トップページ
- 基本情報技術者
- 平成24年度春季問題
- 平成24年度春季解答・解説
平成24年度春季解答
問題51
ソフトウェア開発プロジェクトで行う構成管理の対象項目として,適切なものはどれか。
| ア | 開発作業の進捗状況 |
| イ | 成果物に対するレビューの実施結果 |
| ウ | プログラムのバージョン |
| エ | プロジェクト組織の編成 |
解答:ウ
<解説>
ソフトウェア開発における構成管理とはソフトウェア開発プロジェクトをその成果物を通して制御・管理する方法論である。ソースコードや文書などの成果物の変更履歴を管理し、製品のバージョンやリビジョンに個々の成果物のどのバージョンが対応しているかを識別し、任意のバージョンの製品を再現可能とする。
したがって、ウが正解である。
問題52
プロジェクトのタイムマネジメントのために次のアローダイアグラムを作成した。クリティカルパスはどれか。

| ア | A → C → E → F |
| イ | A → D → G |
| ウ | B → E → F |
| エ | B → E → G |
解答:ウ
<解説>
クリティカルパスは一番時間のかかる経路かつ1日でも遅れると全体に影響を与える経路のことである。

問題53
設計書の作成状況が表のとおりであるとき,3種類の設計書全ての作成を完了させるために必要な今後の工数(人時)は幾らか。

| ア | 550 |
| イ | 900 |
| ウ | 1100 |
| エ | 2000 |
解答:ウ
<解説>
- 作成枚数と作成済み枚数より今後必要な作成枚数を求める。

- 1枚あたりの所要人数は、概要設計書と詳細設計書ともに2枚である。
100×2(詳細設計書)+450×2(詳細設計書)=200+900=1,100人時
問題54
システム開発プロジェクトにおける,ソフトウェア品質の管理指標の一つとして,最も適切なものはどれか。
| ア | WBSを構成するワークパッケージの完了数 |
| イ | 個人別のプログラミングの生産性 |
| ウ | 成果物ごとのレビュー時間 |
| エ | プログラムのバージョン |
解答:ウ
<解説>
| ア | × | 進捗管理の指標である。 |
| イ | × | 進捗管理や成績管理の指標である。 |
| ウ | ○ | ソフトウェア品質の管理指標である。 |
| エ | × | 構成管理の指標である。 |
問題55
ITサービスマネジメントの管理プロセスはどれか。
| ア | サービスレベル管理 |
| イ | スケジュール管理 |
| ウ | 品質管理 |
| エ | リスク管理 |
解答:ア
<解説>
ITサービスマネジメントとは、ITサービスを提供する企業などの組織が利用顧客のニーズに合致した適切なサービス提供を実現し、その運用の維持管理ならびに継続的改善を行っていくための仕組みのことである。
| ア | ○ | サービスレベル管理は、ITサービスマネジメントの管理プロセスである。サービスレベル管理とは、サービス提供者と利用顧客の間で合意したサービスレベルを管理するプロセス。 |
| イ | × | スケジュール管理は、システム開発のプロジェクトマネジメントにおける管理プロセスである。 |
| ウ | × | 品質管理は、システム開発のプロジェクトマネジメントにおける管理プロセスである。 |
| エ | × | リスク管理は、システム開発のプロジェクトマネジメントにおける管理プロセスである。 |
お問い合わせ


