必ず受かる情報処理技術者試験

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平成31年度春季解答

問題21

アクチュエーターの機能として、適切なものはどれか。

アナログ電気信号を、コンピュータが処理可能なデジタル信号に変える。
キーボード、タッチパネルなどに使用され、コンピュータに情報を入力する。
コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変える。
物理量を検出して、電気信号に変える。

解答:ウ

<解説>

アクチュエータは電動機やエンジンのようにものを動かす駆動装置と、その動作により制御を行う機械、油・空圧・熱・電磁など物理的な装置を指す。利用する作動原理(入力・出力するエネルギー)によりさまざまなものがある。

伸縮・屈伸・旋回といった単純な運動をするものに限る場合と、電動機(モーター)やエンジンのような動力を持続的に発生させるものも含む場合がある。

したがって、エが正解である。

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問題22

音声を標本化周波数10kHz、量子化ビット数16ビットで4秒間サンプリングして音声データを取得した。 この音声データを、圧縮率1/4のADPCMを用いて圧縮した場合のデータ量は何kバイトか。 ここで、1kバイトは1,000バイトとする。

10
20
80
160

解答:イ

<解説>

Hzは,1秒間に1回を意味する周波数や振動数の単位である。

本問では,標本化周波数が10kHzなので,1秒問に10k(10×103=104)回標本化(サンプリング)する。

すると,4秒問では4×104回サンプリングすることになる。

さらに,各サンプリングデータを 16 ビット(2バイト)で量子化するので,量子化後のデータ量(バイト)はサンプリング回数に2(バイト)をかけた値となる。

量子化後のデータ量=4×104(回)×2(バイト/回) =8×10(バイト)

このデータが ADPCMで1/4に圧縮されるので,圧縮後のデータ量は次のようになる。

圧縮後のデータ量=8×10+(バイト)×1/4

=2×104(バイト)

=20×103(バイト)

→ 20k バイト

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問題23

次の二つの回路の入力に値を与えたとき、表の入力A 、B 、C 、D と出力E 、F の組合せのうち、全ての素子が論理積素子で構成された左側の回路だけで成立するものはどれか。

解答:ウ

<解説>

解説省略

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問題24

コードの値からデータの対象物が連想できるものはどれか。

シーケンスコード
デシマルコード
ニモニックコード
ブロックコード

解答:ウ

<解説>

× シーケンスコードとは、データや要素に、ある順番に従って通し番号や識別子を割り当てる手法である
× デシマルコードとは、10進コードとも言い、全てのデータを0~9の10グループに分割し、さらにグループごとに10個のサブグループに分割することを繰り返していく手法である。
ニモニックコードとは、表意コードとも呼ばれ、対象となるデータとコードを容易に連想できる英数字や記号の組み合わせをコードとして割り当てる手法である。
× ブロックコードとはデータ化する対象にコード(番号)を割り振る手法の一つで、データを共通点に基づいてグループ分けし、それぞれに番号の範囲を割り当てる手法である。

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問題25

コンピュータグラフィックスにおける、レンダリングに関する記述として、適切なものはどれか。

異なる色のピクセルを混ぜて配置することによって、中間色を表現すること
複数の静止画を1枚ずつ連続表示することによって、動画を作ること
物体の表面に陰影を付けたり、光を反射させたりして、画像を作ること
物体をワイヤフレーム、ポリゴンなどを用いて、モデル化すること

解答:ウ

<解説>

レンダリングとは、あるデータを処理または演算することで画像や映像を表示させることである。

× 異なる色のピクセルを混ぜて配置することによって、中間色を表現することはディザリングの説明である。
× 複数の静止画を1枚ずつ連続表示することによって、動画を作ることはアニメーションの説明である。
物体の表面に陰影を付けたり、光を反射させたりして、画像を作ることはレンダリングの説明である。
× 物体をワイヤフレーム、ポリゴンなどを用いて、モデル化することはワイヤーフレームモデルの説明である。

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